空気中から飲み水を

コンシューマーエレクトロニクスの展示会での話題から。まずは次の記事を。

CES 2020: 屋根の上で空気中から水を取り出す〝次世代の井戸〟——Zero Mass Waterの「Source Hydropanel」
https://thebridge.jp/2020/01/zero-mass-water-has-a-new-rooftop-well-that-pulls-water-out-of-the-air

年間100万リットルというと多いように思えるが、1日あたりにするとだいたい3,000Lになる。飲み水ならば、1人1日2Lとして1500人分になる。でも、風呂、洗濯、調理を含めると、10人分くらいだろう。

ZeroMassWater社の技術資料を見てみよう。
https://www.zeromasswater.com/rexi/wp-content/uploads/sites/1/2018/11/Technical_1-Pager_2018.pdf

パネル1面で、2~5L/日を生産できる。1台27万円だそうだ。金額的にはなくはないが、やはり飲料水に特化していると言えるだろう。5年間使うとすると、1Lあたりで\30~74程度になる。水道水の100倍だが、ペットボトルと同程度になる。水道が引かれていない”ぽつんと一軒家”みたいな状態なら選択肢になりそう。

一方で、水は飲み水以外にも結構な量が必要になる。そのあたりも含めた水利用をどう考えているのかは聞いてみたいお思う。