雨の土曜日
歯医者さん
- 定期健診に行きました。入口扉は開けっ放し。入ったらまず手洗いをしてほしいとのことで、トイレへ。洗面所の扉は開いていました。レジには透明シートで客と担当者を区分。
席に着くとまずは次亜塩素酸ナトリウムが高めの消毒水でぶくぶくうがいを指示されました。歯科衛生士さんはビニールのコートを羽織っていました。
あとはいつも通りの口内検診がありました。
今日のあれこれ
- 病院の病床数の議論はきちんと追えていないのだけれど、欧米のように、日本と1ケタ違う感染者数になった場合は破たんしてしまうように思える。背景にはここ10年から20年で空きベッドが少なく、その意味で「効率的な」医療を求めたゆえに破たんに近くなったようにも思える。これは現政権も含めた医療政策の問題点だと思う。
- まだ見たことのないデータとして、アメリカ、イギリス、フランス、スペインあたりでPCR検査をする患者はどのように選んでいるのかの基準のデータがある。
- 4日以上発熱という縛りを消すことで、より軽症の方が病院に来ることになる。これまで軽症で感染させやすい人を病院に近づかせない効果があったとすると、今後院内感染が問題化する。
- 反PCR検査拡充派の間で広まる医師ブログの不自然なデータ引用。「日本に超過死亡はない」の嘘 (井田 真人/ハーバー・ビジネス・オンラインの記事)
見出しだから・・・という点もあるが、反PCR検査拡充派 という言葉もあいまいな用語法。著者にとってはひとまとまりのグループの人の主張を指していると想像できるが、よくわからない。
ただ超過死亡は無い、という結論は、現時点では出せない、と私は考えている。まだデータは出そろっていないため。Financial Times でグラフ化されているような、過去数年の平均値と比べて数倍のスパイクが出ているなんてことはないが、ゼロであったと結論づけられるようなものではない。 - 新型コロナウイルス感染に関する社会統計的かつ社会政策的知見 (山口一男/シカゴ大学教授、経済産業研究所客員研究員)
始まって2行目に「日本ではPCR検査数が少ない上に」などと何と何を比較したか自分で分かってない記載が出てくるので、読む価値はない。この記事に書いてあることの中で、どこが妥当で、どこは妥当でないかをしっかり見極めることは、良いトレーニングになる。 - 大阪府知事は、現状のリソース、法的仕組みの中で、うまいことやっていて、ここまでの対応は評価できる。でも、病院リソースが小さいことは、維新がやってきた政策そのもので、より厳しい状況に追いやったともいえる。過去の政策をもって現状の対策・姿勢をも否定する立場もあるだろうが、現在の対応を私は評価する。一方で、たとえば次の選挙や今後の選挙でどのように評価するかというのはまったく別。