新年度

 新年度を迎える。本社に出社する新年度は14年ぶりだ。
 先週まではすいていたけれど、電車はきっと混むだろうと思い、早めの準備をしていたら、西武池袋線が人身事故で遅れているとのこと。新年度早々痛ましい限りだが、一人の通勤者としては、電車の運行具合が気になる。駅につくと、下り方面は全然電車が来ていなかったが、上りはそこそこ動いていた。一安心したが、到着した電車を見て、しばし固まる。手に持っていた本をバッグにしまい、バックを前に抱えて、すでに満員の電車に乗り込んだ。いつもの時間帯では考えられないような乗客数だった。それからの停車駅では、もう乗れなそうなのに、何人も乗ってくるし、途中駅で降りたい人が道をあけろ!ときれるし、久々の痛勤地獄を味わった。