今週の水処理(2020/2/3)

西谷浄水場再整備事業(排水処理施設)
これもDBO。

神戸市水道局から「上ヶ原浄水場再整備等事業」を受注~浄水場施設の建設・運営~
神鋼環境ソリューションを代表企業とするグループが受注したもの。1月10日に優先交渉権者の公表があってから約20日での契約となる。ちなみに応募グループは1社。

導水管、複線化へ 飯舘・真野ダム―相馬の浄水場

昨年(2019)の台風19号で導水管に被害があり断水に至ったため、陳情を受けて福島県知事が複線化する方針を示したとのこと。


省エネ・省スペース水処理用中空糸膜モジュール・ユニット
住友電工の技術論文誌「SEI テクニカルレビュー」の、2020年1月号での報告。PTFE製の膜の報告で、内容自体は目新しいものはないが、膜洗浄のために、気泡を粗大化する機構は面白い。こうした論文誌は、特許にはなりそうもないが、変に特許化されても困るので公知文献化する役割もあるのだろうと思っている。


環境工学(リサイクル) ~循環型社会形成に向けたプロセス技術~
東京工業大学 社会人アカデミーが提供する一般向けの講座。大学のアウトリーチ的なものかと思ったけれど、講師は企業の方がほとんどで東工大の教員はいないのが意外。
https://www.academy.titech.ac.jp/index.html

微生物動画 犀川安曇野流域下水道事務所
下水処理場の微生物についてのもの。動画を出しているのは珍しい。
ただ、動画で見えるは原生動物や後生動物で、より本質的な役割をはたしている細菌類が完全に無視されている点はいただけません。

水処理施設向け統合型状態監視システム
ポンプ場の監視設備の導入事例ご紹介のようです。1日2億リットル の飲料水処理施設を運営しているそうですが、、、。2億リットル=200,000,000L=200,000m3。ということで、20万m3ですね。40万人規模の都市でしょうかね。「オゾン処理と生物学的活性化処理も可能になりました。」とあるのですが、生物学的活性化処理 とはなんでしょうか。生物活性炭でしょうかね。

廃水の生物学的処理
エッケンフェルダーによる排水処理の古典。500円で古書店に出ています。さすがに50年前の本なので、いまからこの本で学ぶことはお勧めしませんが、お守りとして持っておいてもよいかも。

ソウル水再生センター4カ所がクリーンエネルギーの生産基地に変貌
ソウル市は今年、中浪水再生センターに30MW(メガワット)のバイオガス水素燃料電池を設置し、2035年まで水再生センター4カ所にすべて180MW容量の施設の設置を終える